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そして現在 [婚姻中]

人生2回目の絶望を味わった夫は、翌日、何とか勤務先の社長を丸め込み、妻が好きだという男に会う。また、頼りになる友にも絶望を話す。
好きだという男との話で、一応は、妻の一方的な舞い上がりであることになる。
何をどうしたいわけではなく、夫はそうせざるを得なかった。

妻はそのことを知り、大逆上する。シラフで離婚と怒鳴る。
昨夜のことは何一つ憶えていないと言う。
「どうして酔っ払いの戯言と思わないか」
「一番して欲しくないことをした」→仕事も恋愛もだめにされた(そう、職場内恋愛)
「見守っていてくれと言ったのに!!」

夫は、またもや憂鬱になった。飲めない自分の体質を思って。
同時に、以前から感じていたモヤモヤが少しハッキリしてきた。
娘ってこんな感じかも・・・
妻に欠けているのは、全肯定された経験なのかもしれない・・・。
何をおいても、無条件に愛された経験なのかもしれない・・・。

だったらさ、行くとこまで行っちゃえよ。と何度も口に出かけた。
でも、そうなって欲しくないとも切実に感じる。

夫が、恋愛経験不足だという妻。

話し合いの結果、夫は勢いの力も借りて、別居をすることに同意した。
お互いに、こうするしかないと感じながら。

ケジメをつけたい妻。
「家族は一緒に住んで、互いに尊敬し合い、協力し、何でも一緒にする。」
別居するなら、それは叶わない。
もう一度あなた(夫)を男として見たい。
だから離婚しよう、と何度も妻。
突っぱねる夫。恋心はしょうがない。今のところ離婚に同意する理由は何もない。

別居までの日々、押し問答。

妻の一方的舞い上がりが、双方向へとなったりもするが、結果的にふられたとの報告。
一応、まあ、妻なりのケジメといったところか・・・。
ケジメがついたところでいざ別居へ。

夫は孤独と共に生活する。
いつか必ず、と思いながら。
「一緒にいないあなたに何が分かるのよ!!」
そんな日が来るんだろうなあと予感しながら。

妻は、息子と、本人曰く、体裁だけでつながっている愛のない夫婦のせいで異常な、実家にて生活する。
仕事もする。
育児もする。
独りの女としても生きる。

仕事が楽しい。頑張りが成果につながれば、皆が認めてくれ、可愛がってくれるから。
実家で暮らして、程なく気づく。
何故、過去に家を飛び出したのだったかを。
息子は活発元気、ヤンチャ坊主!!
当然手を焼く。
元来、辛抱強くない妻。今までは、便利な夫がいた。
仕事は楽しい。私生活は大変だし、寂しい。
人恋しくならないわけがない。

夫に電話する妻。
「正式に離婚したい。そうしなければ前に進めない。」

また電話する妻。
もう限界・・。
いつかはと思っていたが、すぐにでも実家を出たい。
離婚したい。
息子は、あなたが引きとってもいい。それを望んでいたでしょう。
その方が息子にとってもいいと思う。
私は、私の人生を生きたいのよ・・・。
このままでは私、息子を・・・。

夫は悩む。
何だこの脅迫は?
妻は酔っ払っているのか?
今こそが、笑って済ませるところなのか?
いや、多分違う。

憤りも湧いた。哀しくもなった。呆れもした。
でも、心の中に、こんな気持ちも確かに湧いた。
「しょうがねえなぁ・・・」
「世話のかかる娘っ子だなぁ」と。

社会的に抹殺してやりたい気持ちと思考停止、お手上げ・関わりたくない気持ちが確かに湧いた。
でも、愛しい感情も確かにあるのです。
それが、妻を依存させ、甘え倒させていること。
妻の我儘を断らないことにつながっていること。
ひいては、一家に不為合せを招いているのかもしれないとも思いながら。

二人きりならば、とりあえずさよなら。

しかし、愛しの小僧がいる為合せは、間違いなく為合せ。

仕事なので会えないかもしれないが、妻と話してみようと思います。

私としては、こう思う。
かわいい娘(妻)には旅(離婚)をさせてみようかなぁ、と。
もちろん、その間の家庭は私が守る。
いつ帰ってくるか予測つかないけどね。

妻と一緒に暮らしたいか?
もちろん。

では、小僧に会いに行ってきます。





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